第2学年「算数」学習指導案「かけ算を使って ~図と式を関係づけて考える~」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小2
- 校種間連携
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- 概要
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1)問いを追究していく子どもを目指して
算数部では、研究テーマを「自分事の算数」として研究を進めてきた。問題に取り組んでいった際に生まれるであろう面白さや不思議さ、違和感などの問題に対する能動的な心情の変化が、学びを自分事として捉え、思考し続ける際の原動力になると考えた。
本時では、方眼紙の上に、図1の左にあるような小さな正方形(赤)と、その正方形を1マス分大きく取り囲んだ正方形(青)を描き、その右側に左の青い正方形と同じ正方形(青)と、その正方形を1マス分大きく取り囲んだ正方形(赤)を描いて提示する。そして、赤線の合計と青線の合計はどちらが長いか問う。
次に、図2のように、同じ規則で正方形の図を増やしていった時、赤線の合計と青線の合計はどちらが長いか問う。正方形が増えていく仕組みに目を向けて考えたり、実際に図を描いて考えてみたりと、問いを追究していく子どもの姿を目指していきたい。
(2)図と式を関係づけて考える
図1のそれぞれの正方形の辺の長さをたせば、赤線と青線の長さが同じであることがわかる。しかし、見方を変え別の方法でも説明することができる。例えば、内側の正方形と外側の正方形の周の差が常に8cm になることを使うことができる。図で考えてみると、内側の正方形を図3のように外側に移動し、それぞれの角にある差の2cm を4つの角の分だけ倍
にした8cm だけ外側の正方形の周が長くなる。これは、どんなに正方形を大きくしたり小さくしたりしても言える。これを式で表すと2×4となる。また、2つの正方形を一辺ずつ比べると、それぞれ2cm ずつ長さが違うので、一辺の差の2cm を4つの辺の分だけ倍にした8cm が差となるという解釈もできる。この解釈は、5×4-3×4=(5-3)×2という分配法則の式とつながってくる。このように、図と式を関連付けて考えることで、式の意味するものについて思いをめぐらす機会を得られるだろう。改めてその式の意味や、数が表しているものは何か、もう一度問い直す場面を設けることで、解いて終わりとするのではなく、自分の考えを吟味し、思考し続ける学びとしていきたい。
出典:第81回教育実際指導研究会(2018年度)発表要項 p.94 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 岡田紘子
- 論文・教材本文
- 第2学年「算数」学習指導案「かけ算を使って ~図と式を関係づけて考える~」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)
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