第5学年「てつがく」学習指導案「かたちについて考えてみよう」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 総合的な学習・探究の時間
- 探究力・活用力
- てつがく
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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子どもたちは,この1年間「夢」「がまん」というテーマに沿って学習を行ってきた。特に,2学期に行った「がまん」というテーマでは,がまんをしたり,されたりする場面での気持ちを考えたり,どんなときにがまんすることが必要かを考えたりしていく中で,「がまんしているか,していないか。その時に,どんな気持ちなのかは,自分が捉えていることと,相手が捉えていることが違う」ということが,少しずつ明らかになっていった。子どもたちは,考え方・捉え方は多様である。ということを実際の場面に照らして考えられるようになってきているのではないか。という実態から,少し大きなテーマ「かたち」について3学期は考えてみることにした。
このテーマは,算数の学習で図形を扱っている時に,子どもたちから出されたものである。
算数の図形領域での学習履歴は,平面図形から立体図形へという概念理解。さらに,図形の扱いは,特殊図形(正方形・直角三角形・平行四辺形・立方体など)の性質や特徴から,一般図形へ。また,点→線→面→立体へなどの流れもある。このような算数での学習の流れと子どもたちが実際に目にし,触れている「かたち」には大きなズレがあるように考える。そこで,題材を「図形」ではなく,「かたち」としている。 「かたち」について子どもたちに素朴に思っていることを聞いていると,「現実に見えるものは全てかたちがある。」「点があり平面があり立体があり,そのもっと広いところには何があるのか。」「線が持つ意味はなんなんだろうか。」のような発言が上がった。それは,自分達が学習したことと,その外側にある何かを感じ,それについて考えたいと思っていると私は捉えた。またこれらの発言には,私自身が算数科の担当であることで,子どもたちを算数の世界に追い込んでしまっているという危惧もある。そこで,今回てつがくの学習として「かたち」を扱うことにより,学習の世界を突き抜けた広い世界へ子どもたちがどのようにアプローチしていくのかを私自身が楽しみにしている。幼児期以前から触れているさまざまな「かたち」を小学校の学習で,一度焦点化した思考へと押し込め,もう一度「かたち」について考える営みは,知ったからこそ,考える幅が広がっていくこと,さらに思考が広がり深められている自分の成長を実感させることができるのではないかと考えている。
出典:第80回教育実際指導研究会(2017年度)発表要項, p.96. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 冨田京子
- 論文・教材本文
- 第5学年「てつがく」学習指導案「かたちについて考えてみよう」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
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