第1学年「算数」学習指導案「おおきさくらべ」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 総合的な学習・探究の時間
- 接続
- 探究力・活用力
- 校種・学年
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- 小学校
- 小1
- 校種間連携
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- 幼稚園
- 小学校
- 概要
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2学期に,「くらべてみよう」という学習の中で,「長さ・短さ」「太さ・細さ」「広さ・狭さ」「高さ・低さ」「重さ・軽さ」などについて,グループ毎に「くらべる」という学習に取り組み,どのように比べるか,何を比べるかという学習を行った。子どもたちは,色々な場所に行ったり,ものを持ってきたりしながら,比べる姿がたくさん見られた。『「高さ・低さ」「太さ・細さ」は,「長さ・短さ」と仲間である』が,『「重さ・軽さ」や「速さ・遅さ」』は比べるのが難しい。『「多さ・少なさ」は,「数と量の両方ある。」』などの意見が出された。「大きさ・小ささ」については,発表者は,「長さの仲間」と言ったが,子どもたちの中では,「それだけかな。小さくても重いものもあるし,大きくても軽いものもある」と言った疑問が出された。2学期の学習では,そこまでで学習を終えたが,この場面をもう一度取り上げようと考えた。
今回は,学習の中で,曖昧さが残った,「大きい・小さい」という言葉の意昧をこれまでの学習を想起しながら考えていくことにする。「大きい・小さい」という言葉は,子どもたちにとってとても,日常的でよく使う言葉である。しかし,算数では,「何を基準に,大きい,小さいとするか」その条件を明らかにすることが必要になる。そこで,敢えて曖昧な「大きい・小さい」という言葉を持ち込むことにより,大きさを比べるときに,どんな視点が大切なのかを,子どもたちの対話を通して考えていくことにする。その後,実際に,具体的操作を伴う活動を行い,量についての,測定や比較に対する素地を養うことを目的とする。この授業を展開するに際し,事前に「大きい・小さい」という学習をすることを子どもたちに伝え,使ってみたいものを持ってくることにした。このことは,子どもたちが「大きい・小さい」を比べるときに何が必要か,何が比べたいことか等,一人ひとり違ってくるだろう。持ち込まれたものをもとに,比べる時に大切なことをキーワードとして挙げ,授業をどのように組み立てていくかを考える。子どもたちが,自分たちの学びとして,学習を作ることも,学習を「自分事」として向きあうことができる意欲を育てていけると考えている。
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項, p.114. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 冨田京子
- 論文・教材本文
- 第1学年「算数」学習指導案「おおきさくらべ」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
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