「研究」って何だろう? ~5歳児による「研究所」の遊び~(2024年度 お茶の水女子大学附属学校園 コンピテンシー育成開発プロジェクト)

教科・単元、キーワード
  • 保育
  • 探究力・活用力
  • 社会情動的スキル
  • 対話的な学び
  • 主体性
コンピテンシー
校種・学年
  • 幼稚園
校種間連携
  • 幼稚園
  • 大学
概要

 園庭で見つけた昆虫の正体をつきとめることから始まった5歳児の「研究所」の遊び。その過程には、創造的思考力はもちろんのこと、他者理解、自己制御、協働性といった本学の示すコンピテンシーの構造の基礎基盤となる要素が含まれており、またそれらは、幼児期のコンピテンシー育成を考える上でも大切にしたい要素であると考える。
 この遊びにおいて、子どもたちは、一人ひとり想像力を巡らせ、友達の気づきや発見に触発されながら、自ら感じ、考えたことを文字や絵で表現し、友達とやりとりを重ねていった。また、「研究」という言葉の魅力、多目的に使用できる空間、教師が用意した白衣に代わるワイシャツや子どもたちが名付けた「研究ノート」などが、遊びをより豊かにしていった。このことから、保育における「もの(場も含む)」の占める役割は大きく、子どもたちの想像力や創造力をかき立てる上で大きな影響をもたらすといえるであろう。さらに、この遊びの中では、研究所が気持ちよく過ごせる場になるようにと、自分達で考えたルールを守ろうとする子どもたちの姿も見られた。まさに自分たちのための「研究所」を子どもたち自らが創り出していった実践であった。


コンテンツ担当者・著者

お茶の水女子大学附属幼稚園 田村郁・佐藤寛子・髙橋陽子・戸田実穂・青山理恵

論文・教材本文
「研究」って何だろう? ~5歳児による「研究所」の遊び~(2024年度 お茶の水女子大学附属学校園 コンピテンシー育成開発プロジェクト)
関連情報
解説(お茶の水女子大学教育学研究者より) お茶の水女子大学 コンピテンシー育成開発研究所

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  • 登録日時 2025-10-16 15:53:16
  • 更新日時 2025-10-22 17:01:16
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