英語で STEAM:英語を用いた教科横断型活動の実践(2023年度 高校研究紀要 第69号)
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1990 年代に米国を発祥として欧米を中心に広まった STEM 教育は,元来,科学(Science),技術(Technology),工学(Engineering),数学(Mathematics)を含むいわゆる理系の教育分野を指すものであったが,その後 Art(芸術・リベラルアーツ)が加わり,現在では「STEAM 教育」という語は広く教科横断型の学びを指す語として用いられている。一方で,学校教育での英語の指導では,文法・語彙の習得や読解スキルといった従来型の知識の伝達のための指導と,コミュニケーションツールとしての英語の使用機会の提供という,異なる二つの役割が求められており,教員はこの二つをバランスよく提供するために様々な工夫を凝らした授業実践を行っている。本校は SSH 校として科学的な視野に基づく思考力の育成にも注力し,SSHプログラムの一環として「教科の SSH 化」を進めており,英語の授業にも STEAM 分野の活動を取り入れることが推奨されている。その様な背景のもと,本研究では,コミュニケーションツールとして英語を「使う」場所を提供するとともに,その過程で英語を「学ぶ」ことも視野にいれた,高等学校における英語の授業内外での STEAM 分野の実験・体験活動の試みを紹介する。
〈キーワード〉 STEAM教育 教科横断 英語コミュニケーション SSH
出典:2023年度 高校研究紀要 第69号,p.37-54 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属高等学校 研究部 金子麻子
- 論文・教材本文
- 英語でSTEAM:英語を用いた教科横断型活動の実践(2023年度 高校研究紀要 第69号)
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