第4学年「食育」学習活動案「自分の食をみつめて ―給食で大事にしたいことランキング―」(2019年度 第82回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 総合的な学習・探究の時間
- 食育
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小4
- 校種間連携
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- 概要
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小学校6年間で,子どもたちには食を楽しむ視点や,おいしいと感じる視点を増やしてほしいと願い,日々の給食や食育活動を行っている。食を楽しむ,おいしいと感じるとは,単に楽しい気持ちで食べる,味をおいしいと感じるということだけではなく,香りや温度,食感,料理の季節感や,料理に込められた意味を感じながら食べたり,食事が準備される過程のことを考えたり,誰かと食べることを楽しんだり,食べる空間に目を向けたりすることである。
給食時間に栄養教諭が4年生の教室へ行くと,「これ,おいしい!」「今度○○を出して!」などと,前向きな感想を聞くことができる。また,気に入った料理の作り方を栄養教諭にたずねる子どももおり,給食を食べることを楽しんでいる様子がある。しかし,子どもたちにとっては,配膳室から給食のワゴンを運び,教室で食べ,片づけて配膳室までワゴンを戻す,という一連の流れで,その前後のことを考える機会は多くない。給食をどんな人たちがどのように作っているのかを知ることは,自分が食べているものに関心をもつことや,食べる上での安心にもつながると考え,これまでも調理の映像や写真を見せながら給食室の様子を紹介してきた。給食室の様子というと,材料の多さや器具の大きさに焦点をあてることが多いが,今回は衛生面や提供時間といった視点から給食室の仕事をみつめたいと考えた。
授業では,2つの「給食で大事にしたいことランキング」を登場させる。一つは,授業者(栄養教諭)の視点から給食を提供する際に大切にしたい(している)ことのランキングである。子どもの予想と,授業者が考えるランキングを比較しながら,どのような視点で給食を作っているのかを紹介する。普段は見えない世界を知ることで,新鮮な驚きをもって自分の給食時間を振り返るきっかけとしたい。授業の後半では,前半の活動を踏まえた上で,子どもたち自身の「給食で大事にしたいことランキング」を考える活動を行う。子どもたちが考えるランキングからは,どのような価値を見出して給食時間を過ごしたいのかが読み取れる。子ども同士の考えを聴き合う時間も大切にしながら,子どもたちが給食時間をどのように過ごしていくのかを考えられる時間としたい。
出典:第82回教育実際指導研究会(2019年度)発表要項, p.123. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 足立愛美
- 論文・教材本文
- 第4学年「食育」学習活動案「自分の食をみつめて ―給食で大事にしたいことランキング―」(2019年度 第82回教育実際指導研究会)
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