第5学年「家庭科」学習指導案「みそしるの味わいを感じよう」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 技術家庭・家庭
- 探究力・活用力
- 食育
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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みそしるは,日本の日常食の代表と言っても過言ではない。これまで授業者は,「みそしるを作ってみよう」という単元名でみそしるの調理実習を主目的として学習してきたが,本単元では,みそしるの味を構成する食品とむき合って,その味わいを感じる活動を取り入れることを試みる。
みそしるは,教科書の定義にあるように「だしじるで実を煮て,味噌で味をつけたしるもの」であり,だし,実,味噌の3つの味の要素が融合されている。3つの要索のどれにもうま味があり,そのうちのどれかを替えるだけでも味わいが変わってくる上に,3つの要素の組み合わせ方も種々さまざま考えられることで,思い通りの味を探求する楽しみがある。
本単元では,だしじるやみそしるに向き合って,味わいを感じ,感じたことを言葉で表現する活動を取り入れながら,みそしる作りに挑戦していきたい。そうすることで,おいしさの基準は人によって違い正解はないこと,おいしさを追求するためには食品の組み合わせ等いろいろな工夫ができることに気づくであろう。子どもたちには,自分や家族にとっておいしい,と感じるみそしるを作れるようになってほしいという願いがある。調理技術を習得するだけではなく,どうしたら自分の思い通りの味が出せるのか,楽しみながら探求し,実践し続けようとする姿に期待したい。
出典:第80回教育実際指導研究会(2017年度)発表要項, p.92. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 岡部雅子
- 論文・教材本文
- 第5学年「家庭科」学習指導案「みそしるの味わいを感じよう」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
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